三池炭鉱宮原坑

第二立坑巻上機室内部

巻上機室は明治34(1901)年11月竣工のれんが建物です。現況は粗見すると一層建てのように思えますが、本来二層建ての建物です(現況床面の下に下層階がありましたが一部を除いて石炭灰などで埋め殺されています)。れんがは焼きの甘い赤っぽい色調のものが使われており、内壁は塗られた漆喰が所々剥げてれんがが見えているような状態ですが、昔の宮原坑の機械の写真を見ると、本来は漆喰は塗られておらず、レンガ現しの仕上げであったことがわかります。

 上の画像は電動式巻上機のモーターと巻き胴です。左手の白いのがモーターで、正面の黒いのが巻き胴です。巻き胴とはケージを提げるワイヤーロープ(鋼索)を巻き取る円筒形の施設です。巻き胴の直径は1.8m程あります。明治34年の建造当時は、もちろん蒸気式の巻上機が据え付けられていたのですが、昭和8(1933)年に現在の電動式に変更されました。

 上の画像の奥にも少し見えていますが、ケージの巻き差し(上げ下げ)に使う巻上機のほかにウィンチ(起重機)が備え付けられています。重量物などを吊るのに使われていたものです。この画像で見ると、縦長で上部に半円形のアーチ飾りを持つ窓がれんがで埋められているのがわかります。これらの窓を復原修復すれば、炭鉱施設には不似合いなくらいおしゃれな雰囲気が戻ってくると期待されます。

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