三池炭鉱宮原坑解説タブレット登場

 三池炭鉱宮原坑に解説タブレットが登場しました。平成27年10月末に到着して、11月3日にお披露目が行われました。遅ればせながら11月14日(土)に使い勝手を試しに行ってみました。宮原坑の現地受付に到着してタブレットを借りたい旨を申告すると、まず申込書の記入を求められます。申込書に年月日、氏名、性別、年齢、住所等を記入して、受付に提出するとともに300円の貸出料を支払うと、専用タブレットを渡してくれ、使い方を説明してくれます。取扱はいたって簡単でしたが、屋外で使うため、画面が空の明るさを反射して見にくいという難点がありました。借りるとまずは言語選択、日本語と英語から選べるようになっています。この時、タブレットからは炭坑節のメロディーが流れており、炭鉱施設を見学に来たという気分と雰囲気を盛り上げてくれます。

 宮原坑敷地内に5箇所設けられたポイントに到達するごとに画面が進む作りです。まず最初は第二立坑のデビ―ポンプ遺構の前、宮原坑全体や各施設の解説が音声で流れるかと思いきや、画面上に文字で記されました。團琢磨や炭鉱夫が紹介するという体裁です。文字が小さく老眼の眼にはつらいものがあり、ピンチアウトで大きくしようとしましたが、その機能は備わっていないとのこと。2番目のポイントは第二立坑入口門の脇、ここではなんとデビ―ポンプの稼働時の再現映像を見ることができます。機械上部から蒸気が噴出し、手前の方で太い金属棒が上下運動を繰り返していました。3番目のポイントは第二立坑坑口、ケージシステム稼働時のベルによる合図音が流れ、下がっていくケージに乗って坑底に行く感じに作られてて、何回か真っ黒になった画面を指でなぞって画像を表示させるという楽しい工夫も用意されていました。4番目のポイントは第二立坑巻揚げ機室脇、ここでは明治41年当時の宮原坑の様子が画面に表示され、タブレットを向けた方向の景色が写し出されます。上の画像がそれで、第二立坑巻揚げ機室脇から第一竪坑の方を見たところです。今はなき第一竪坑櫓やデビ―ポンプ室がその雄姿を画面上に現してくれました。機関場の方に向けると二本の高い煙突も写し出され、下から上に振っていくと煙突頂部までしっかり再現されていました。最後5番目のポイントは宮原坑隣接の三池炭鉱専用鉄道敷跡が見える位置、線路の上を炭車を曳く蒸気機関車が走っていく場面が再現されていました。さらに私たちを楽しませてくれるのが、エンドロールです。その中に「監修 平島勇夫」の文字を見出した時はとても嬉しく、幸せな気分になりました。

 まだまだ改善の余地も感じますが、その分発展性を残しているともいえるこのタブレット解説機、宮原坑に行かれる際はぜひご利用のうえ、感想を寄せてあげてくださいますようお願いします(タブレット返却時に最初に書いた申込書の余白に感想を書くよう求められます)。

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H27.11.18UP

H27.11.24renewal(デビ―ポンプへのリンク設定)

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